ＡＫＢ４８は２３日、横浜市のぴあアリーナＭＭで「１５ｔｈ Ａｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ ＬＩＶＥ～好きならば好きだと言おう～」を行った。
１５周年記念ライブで、新境地に挑んだ。グループ最年長の柏木由紀が、セットリストやメンバー構成などの演出を担当。２２日に行われた峯岸みなみの卒業コンサートでは、大島優子や篠田麻里子ら豪華な元メンバーが駆けつけ、曲間では和やかなトークを展開したが、この日は対照的にＭＣは一切なし。グループ総監督の向井地美音が「４８曲、ノンストップでいきます」とさけぶと、柏木も「みんなついてきてねー」とニッコリ。「大声ダイヤモンド」や「ポニーテールとシュシュ」などのヒット曲やチーム別のパートまでアンコールを含めた全４８曲をノンストップで駆け抜けた。
峯岸が卒業し、２００５年１２月８日の劇場デビューを経験した１期生は全員卒業した。３期生の柏木は「私たちにとって、初めての試みに懸ける思いや気合を感じていただけたらうれしいです。１期生が全員卒業した今、私たちは、もっともっと大きなステージに向けて歩んでいきたい。皆が心の底から好きと思えるようなアイドルでいたいです」と宣言した。
また１年６か月ぶりとなる５８枚目のシングル（９月２９日、タイトル未定）のリリースも決定。ＳＫＥ４８やＮＭＢ４８など姉妹グループが含まれない“純正”メンバーによるシングルは、１０年１２月の「チャンスの順番」以来１０年９か月ぶり。日数にすると、偶然にも３９４８日（サンキュー・４８）ぶりで、アニバーサリーを祝う一曲になりそうだ。柏木は「今まで姉妹グループにも助けられてどんどん大きくしようとしてきたけど、このタイミングでＡＫＢ４８に任せてもらえたのは、結構うれしいかも」と涙を流して喜んだ。