最新ニュース – 日向坂46 佐々木美玲が『SPY×FAMIRY』ヨル役に抜擢、ミュージカルでチャンスつかむ坂道グループ
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2023年春に上演のミュージカル『SPY×FAMIRY』(帝国劇場・兵庫県立芸術文化センター・博多座)に日向坂46から佐々木美玲がヨル・フォージャー役で出演する(唯月ふうかとのダブルキャスト)。もとより演劇の仕事で活躍するメンバーが少なくなかった坂道シリーズだが、櫻坂46・日向坂46においてもミュージカルへの出演チャンスも着実に増えているようだ。
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TVアニメが大好調の人気漫画『SPY×FAMIRY』のミュージカル化、それも帝国劇場での上演とあってキャストの公表時にはSNSで盛り上がった。共演者の顔ぶれを見てみると、ヨルと「仮面夫婦」となるロイド・フォージャーは森崎ウィンと鈴木拡樹のダブルキャスト、ヨルの弟のユーリ・ブライアも岡宮来夢と瀧澤翼のダブルキャストになった。森崎と瀧澤はミュージカル界期待の若手俳優に数えられ、鈴木は舞台『刀剣乱舞』など2.5次元舞台での経験も豊富だ。多方面から俳優が集まった舞台で、佐々木自身もけやき坂46時代の2018年に舞台『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』七海やちよ役でも出演している。マンガ原作のミュージカルであるだけに、歌だけでなく原作ビジュアルの再現度も作品の質に関わってくるが、佐々木や鈴木の経験に期待したい。
『SPY×FAMILY』に加えて佐々木にはこれから演技面のチャンスが広がっている。2022年秋から放送のドラマ『ぴーすおぶけーき』(日本テレビ系)で落合モトキ、基俊介(IMPACTors/ジャニーズJr.)とともにメインキャストとして出演。地方の新興住宅地・虹見ヶ丘団地に暮らす幼馴染の3人が近所のお悩みを解決していくという、コメディタッチの作品になりそうだ。さらに、本作はドラマ放送の後に同じキャストでの舞台版が控えている。23年1月に東京・銀河劇場で佐々木・落合・基の3人をメインに出演する。ドラマと違って、劇場というクローズドな空間での団地暮らしや住人との交流をどう演出するか、演劇ならではのアドリブ力や役者同士の距離感が問われそうだ。
3月~5月に上演の『SPY×FAMILY』ミュージカルは『ぴーすおぶけーき』の後に控えており、佐々木にとって忙しい日々が控えているが、様々なバックグラウンドを持つ共演者との舞台は刺激になるだろう。
坂道シリーズと演劇、特にミュージカルとの関係において、乃木坂46の貢献は無視できない。生田絵梨花・桜井玲香はグループ在籍時からミュージカル経験を積み、卒業後も主演やメインキャストとして舞台出演を続けている。スターシステムを取り、役者のネーミング・話題性も動員に影響する日本の演劇界で、乃木坂46の卒業生も一定の位置を占めるようになった。
櫻坂46でもキャプテン・菅井友香がこの2022年2~3月にミュージカル『カーテンズ』に出演。主演の城田優が扮する刑事フランクが、舞台稽古で殺人事件が発生したカンパニーに首を突っ込んでいくこのサスペンス・コメディで菅井はカンパニーの新人女優のニキ役で出演、ミュージカルらしく歌やダンスでも存在感を見せた。
ドラマ等での演劇の経験は多い方ではない菅井だが、「櫻坂を新たに知っていただくチャンス」と4thシングル『五月雨よ』表題選抜から抜けて挑んだ舞台で、劇中劇のスター役での明るさや城田のフランクに口説かれる場面での愛らしさなど、約3時間のステージの中で俳優として多彩な面も見せた。
もとより、日本のミュージカル界はジャニーズアイドルが活躍していたし、2.5次元舞台がジャンルとして定着したことで、海外の大作の輸入からマンガ原作までバラエティ豊かな表現が可能だ。坂道メンバーの活躍も、このカルチャーの盛り上がりに一役買っている。
この先、坂道グループからミュージカルで才能を開花させるメンバーがさらに登場するのではないかと期待は膨らむ。
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