競馬エイト, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=110085 / CC BY SA 3.0
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販売されている競馬エイト(右列上から2番目) 競馬エイト(けいばエイト)とは産業経済新聞社が「サンケイスポーツ特別版」として発行している競馬専門紙である。
1971年(昭和46年)4月25日創刊。
毎週中央競馬開催日(原則として土・日曜日)の前日夕刻より全国主要駅売店・コンビニエンスストア、競馬場・ウインズ(WINS)の新聞売店にて販売されている。
産経新聞社から発行されているため、産経新聞販売店からの宅配も行っている一方で、「サンスポ特別版」として発行されている関係で、日本競馬新聞協会、関西中央競馬専門紙協会などに加盟できないため、場立ちの競馬新聞売場では他の競馬新聞と一緒に売ることは出来ず、競馬エイト専用の競馬新聞売場で売らなければならない(日本競馬新聞協会に加盟している売場は、馬が描かれている黄色の幟がある)など、様々な制約がある。
なおかつてはデイリースポーツ(神戸新聞社)発行の『馬サブロー』にも同様の制約があったが、こちらは2013年(平成25年)にダービーニュースが休刊した際、競馬新聞協会加盟紙と同等の扱いを受けることになった。
2012年(平成24年)4月6日発行分より新創刊として紙面を一新し、これまでの関東版・関西版を全国版として紙面を統一した。
現在、GIレースのメイン馬柱を担当するトラックマンは片桐靖弘(2021年4月より関東主場本紙)、高橋賢司(関西主場本紙、カンテレ『KEIBA BEAT』解説者)、松本ヒロシ(2010年よりフジテレビ解説者)、西山茂樹、山本忍、増井辰之輔(ラジオ大阪・ニッポン放送解説者)の6人であり、その中でも特に看板トラックマンと位置付けているのは東西本紙予想の片桐・高橋と関東の松本、関西の増井の4名である(参考リンク)。
テレビ出演に関しては、かつてはトレーニングセンターで直に馬を見ている時計班所属者が主流であったが、現在は想定班所属者が主となってきている。
フジサンケイグループの中核たる産経新聞社が発行する媒体であるため、当紙所属のトラックマンは同じフジサンケイグループ内の放送局であるフジテレビ系列・BSフジ・文化放送・ニッポン放送・ラジオ大阪等の競馬中継番組に出演する者が多く、逆にフジサンケイグループ以外のメディアの出演は1990年代以前には全くと言っていいほどなかった。
競馬新聞協会加盟の他紙に所属していた者でもフジサンケイグループ内放送局への起用をきっかけにエイトへ移籍する例すら見られたが、近年はフジサンケイグループとは無関係のグリーンチャンネルにも所属トラックマンが出演するようになってきている。
ただし1990年代まではキー局フジテレビ以外のFNS系列局は競馬エイトトラックマンの解説者起用には消極的であり、むしろ中京圏以西を中心に関西の最大手専門紙競馬ブックトラックマンの起用が目立っていた。
これは、カンテレ制作の中継が現在の形に近くなった1969年(昭和44年)当時、まだエイトが創刊しておらず、関西の競馬専門紙中最も積極的に解説者を派遣しようとした競馬ブックから起用するしかなかったという事情がある。
2000年代以降徐々に各系列局が競馬ブック所属のトラックマンから、競馬エイトトラックマンに切り替えるようになった。
フジテレビが『スーパー競馬』を全面リニューアルした2008年からは、フジテレビ制作で東日本中心の放送となっている『みんなのケイバ』に解説者を派遣せず、1985年(昭和60年)以来確保していたキー局フジテレビでのレギュラー解説者枠が一旦消滅することとなった。
またカンテレ制作で西日本のレースをメインに扱う『DREAM競馬』や夏の北海道開催時に北海道文化放送制作でローカル放送される『ドラマチック競馬』ではそれまで競馬ブックの影響が強かったが、全面リニューアルを機に競馬エイトのトラックマンを解説者として招いている。
エイトのレギュラー解説者が不在だった2008年、2009年においてはフジテレビは競馬新聞社所属のトラックマンよりもスポーツ新聞社所属の競馬記者を重用していて、他に『DREAM競馬』でも東海テレビ制作の中京主場開催時にはエイトのトラックマンが出演しなかったが、2010年(平成22年)1月10日放送より再度リニューアルした『みんなのKEIBA』にて松本がレギュラー解説者として加入することになり、フジテレビへの解説者派遣が再開された。
更に時を同じくして『DREAM競馬』も改題することになり、カンテレ制作版『競馬beat』にお…