現地6月2日、イギリスのエプソム競馬場でG1英オークス(3歳牝、芝2410m)が行われ、今年限りでの引退を表明しているL.デットーリ騎乗のソウルシスターが快勝した。
前売り3番人気に推されていたランニングライオンが枠入り不良で競走除外となる波乱の展開で始まったレースでソウルシスターは最後方まで下げ、1番人気のセーブザラストダンスは中段からやや前にポジションを定める。
直線半ばからスパートしたセーブザラストダンスが伸びあぐねて伏兵カーナーヴォンを振り切るのに苦労するところへ、ソウルシスターが外から並びかけて三つ巴の叩き合いに。しかし残り1ハロンでソウルシスターが前に出たところで勝負あり。最後はなんとか2着を死守したセーブザラストダンスに1馬身3/4差の勝利を収めた。
J&T.ゴスデン厩舎のソウルシスターはフランケル産駒。前哨戦のひとつである英G3ミュージドラステークスを4馬身差で圧勝しており、そこからの連勝でクラシックホースとなった。
同厩舎とデットーリ騎手は同日のコロネーションカップに続いてG1レース2連勝。デットーリ騎手はディープインパクト産駒のスノーフォールで制した2021年以来、通算7回目の英オークス制覇となった。
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