小倉の安田〟安田隆行調教師が思い出の地で引退セレモニー素晴らしいホースマン人生
今月5日で定年を迎える安田隆行調教師(70=栗東)の引退セレモニーが3日、小倉競馬場のお昼休みに行われた。
騎手時代にはトウカイテイオーで日本ダービーを勝利。小倉競馬場では45週連続勝利を飾って「小倉の安田」と称されただけあって、調教師としての最後の臨場も小倉を選んだ。ファンの前でのあいさつ冒頭では感極まって思わず空を見上げ、「騎手時代、調教師時代とも小倉のファンの熱い声援をいただいて小倉へ来るのが楽しみでした」とつめかけた大勢のファンに感謝の気持ちを伝えた。「数多くあるけど、今年1月の愛知杯を愛弟子の川田騎手と勝てたのが小倉での一番の思い出。欲を言えばきりがなくてクラシックを勝ちたかったけど、いい成績を残せて満足いく調教師人生でした。競馬の神に呼ばれてきて素晴らしいホースマン人生を送らせてもらえました。最高の競馬人生でした。この後も安田厩舎を応援してください」。
JRA、海外、地方を含めた勝利数が現在998勝(中山5R終了時点)で大台の1000勝にあと「2」。引退に花を添える金字塔に向け、管理馬最後の出走となる中山12R(フェズカズマ)までトレーナーとして全力を尽くす。
◆安田翔伍調教師「そんなに(父は)涙もろくないんですけどね。(きょうが)終わってから寂しさが来ると思います。安田という看板に恥じないように大きくできるようにやっていきたいです」
#jra #安田隆行 #トウカイテイオー