競輪の女性選手が、先輩の男性選手から性的な関係を強要されたとして、男性と選手会などに対し、およそ2120万円の損害賠償を求め神戸地裁に提訴しました。
訴えを起こしたのは、日本競輪選手会の兵庫支部に所属していた30代の女性選手です。
訴状などによりますと、女性選手は2021年、同じ支部の当時40代の男性選手から、上下関係を利用し酒を大量に飲まされた後、性的な発言を受けたり、キスや性行為を強要されたりしたということです。
その後、女性選手は心的外傷後ストレス障害(PTSD)の診断を受け、レースを長期間欠場し、引退する意向です。
女性選手は男性選手と、処分を科さなかった日本競輪選手会、それにハラスメントを受けない環境整備を怠った競輪振興法人のJKAに対し、およそ2120万円の損害賠償を求めています。
日本競輪選手会とJKAは「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。
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