#夏の幻
#キミがいれば
#コナン #ハロウィンの花嫁
『名探偵コナン』(めいたんていコナン、英: #Detective #Conan [注 1])は、1994年刊行開始の青山剛昌原作による日本の推理漫画作品であり、本作を原作とした一連のメディアミックス作品の総称。
#名探偵コナン #怪盗キッド
登場人物
「名探偵コナンの登場人物」を参照
江戸川 コナン(えどがわ コナン) / 工藤 新一(くどう しんいち)本作の主人公。幼児化した高校生探偵。毛利 蘭(もうり らん)本作のヒロイン。新一の幼馴染。毛利 小五郎(もうり こごろう)蘭の父親でコナンの保護者。灰原 哀(はいばら あい) / 宮野 志保(みやの しほ)元「黒の組織」のメンバーで、APTX4869を開発した科学者。阿笠 博士(あがさ ひろし)工藤家の隣人で発明家。服部 平次(はっとり へいじ)大阪を中心に活躍する高校生探偵。吉田 歩美(よしだ あゆみ)、円谷 光彦(つぶらや みつひこ)、小嶋 元太(こじま げんた)3人ともコナンや灰原の同級生で、少年探偵団として活躍している。遠山 和葉(とおやま かずは)平次の幼なじみで、両想いだが、お互い告白できずにいる。怪盗キッド(かいとうキッド) / 黒羽 快斗(くろば かいと)神出鬼没の大怪盗で、コナンのライバル。『まじっく快斗』の主人公でもある。赤井 秀一(あかい しゅういち) / 沖矢 昴(おきや すばる)FBI捜査官。安室 透(あむろ とおる) / 降谷 零(ふるや れい)警察庁警備局警備企画課「ゼロ」の公安警察官。ジン、ウォッカ2人とも黒の組織のメンバー。ベルモット / シャロン(クリス)・ヴィンヤード組織の幹部で、正体は世界的な大女優。水無 怜奈(みずなし れな) / 本堂 瑛海(ほんどう ひでみ)CIAの諜報員であり、瑛祐の実姉。
本編の展開
用語解説組織黒の組織(くろのそしき)新一の体をAPTX4869で小さくしたジンやウォッカが所属する国際的犯罪組織。
詳細は「黒の組織」を参照
APTX4869(アポトキシン4869)黒の組織が新開発した、検死しても体内から検出されない毒薬だが、まだ試作段階に過ぎない[注 18]。服用者の体質によって、ごくまれに死亡せずに体を幼児化させることがある。開発者の灰原いわく、動物実験段階で1匹だけ幼児化するマウスがいたとのこと[28]。「アポトキシン」の「アポ」とは「アポトーシス」のことであり、プログラム細胞死を利用した薬らしい。黒の組織内では、シリアルナンバーの4869をもじって「シャーロック」となることから、「出来損ないの名探偵」の俗称で呼ばれている。また、APTX4869のデータに施されたパスワードは、この俗称からコナン・ドイルが「シャーロック・ホームズ」と命名前に仮に与えていた探偵の名称「シェリングフォード(Shellingford[注 19])」となっている[29]。宮野厚司とエレーナが「シルバー・ブレット」と呼んでいた薬を、灰原が引き継いで開発を進めていたが[注 20]、灰原が組織から逃亡したため、薬の開発が中断してしまっている。
詳細は「APTX4869」を参照
白乾児(パイカル)中国に実在し、アンチAPTX4869効果を持つ(作中設定)強い酒。体が幼児化している者が風邪にかかっている状態で飲むと一時的に元の体に戻る現象があり、作中で何度かその場面が描かれている[31]。風邪状態でなければならないのか(作中では免疫抗体ができたということになっている)、コナンの場合は2度目には効果がなかった[32]。灰原はこの白乾児の成分を参考に、一時的な解毒薬を試作している。FBI黒の組織を追っているアメリカの警察組織。ジェイムズ・ブラックを筆頭に、ジョディ・スターリング、アンドレ・キャメルといった捜査官たちが、黒の組織を追って日本に潜入捜査を行っている。中でも赤井秀一は、とてつもない切れ者で射撃の名手である。
詳細は「FBI (名探偵コナン
CIAFBIとは別に、黒の組織について潜入捜査などを行っているアメリカ最大の諜報機関。アメリカの国益のために活動する機関であるため、捜査の目的はFBIと異なる。イーサン・本堂やアナウンサー「水無怜奈」としての表の顔を持つ本堂瑛海が所属していたが、イーサンは自殺によって殉職。現在は本堂瑛海が「キール」のコードネームで黒の組織に潜入、所属している。公安警察自国の安全と秩序の維持を目的とする日本の警察組織。赤井は「立場は違うが黒の組織にかみ付こうとする狼たち」と評している。殉職した諸伏景光(コードネーム「スコッチ」)も公安警察所属であった。現在は降谷零が「バーボン」のコードネームで黒の組織に潜入している。少年探偵団様々な事件解決を目的とした帝丹小学校1年B組の児童で構成される自称の探偵団。江戸川コナン・灰原哀・吉田歩美・円谷光彦・小嶋元太の5人。当初は歩美・光彦・元太の3人だけだったが、コナンと灰原が後に加わった。1年B組担任の小林澄子が顧問を自称している。
詳細は「少年探偵団 (名探偵コナン)」を参照
道具
以下の道具は協力者である阿笠博士が開発した発明品。
腕時計型麻酔銃[注 21]コナンが普段から左腕に所持している腕時計。リューズ型の発射ボタンを押すとガラス面が展開して照準器となり、もう一度ボタンを押すと麻酔針が飛び出し、至近距離にいる生物を眠らせる。主に小五郎などを眠らせて推理を披露する時や犯人を抑制させる際に使用するが、その際を第三者に目撃され、怪しまれる場面が時々ある。また、針は1本しか収納できず、持ち歩いている際には補充できないため、ターゲットではない人に偶然当たるなどしてコナンが焦る場面もある。麻酔は首などに当たるとほぼ瞬間的に効果が現れるが、服などを介すると効果が現れるまで少々時間がかかる。無機物に命中すると針はそのままだが、生物に命中するとほぼ瞬間的に消滅する描写があり、メカニズムは不明[注 22]。内蓋を回すと懐中電灯並みの明るさを持つライトも内蔵されており、後にブラックライト機能が追加された(スイッチは側面のボタン)[34]。基本的に誰でも眠らせることが可能だが、ジンには膝を突かせたものの、銃で腕を撃ち抜いて麻酔針を排出されてしまった[29][注 23]。劇場版第17作『絶海の探偵』では、通常の麻酔銃に衛星電話機能とUSBメモリが追加された「USB付き衛星電話腕時計」が登場。衛星電話の通話中はアンテナの先端が赤く光る。作中で説明されていないが、何らかの方法でUSBメモリ内のデータを別のパソコンや携帯電話に送信可能。灰原は予備の麻酔銃、少年探偵団のメンバーはコナンの麻酔銃機能がない「腕時計型ライト」を所持している[注 24]。蓋を回すことで発光し、懐中電灯のようにして使用可能。防水加工が施されているが、30分程度で電池切れ(時計機能も使用不能)となる。DBバッジ(探偵バッジ)[注 25]探偵団が所有しているバッジ。シャーロック・ホームズのシルエットと「DB (DETECTIVE BOYS)」の文字が記されている。内蔵されている超小型トランシーバーと発信機により、半径20キロメートル以内にいるメンバー同士の交信が可能であり[注 26]、さらに犯人追跡メガネでの受信も可能である。少年探偵団の名前の由来から、江戸川乱歩の「少年探偵団」シリーズに登場する鉛製のコイン「BD (Boys Detective) バッジ」を踏襲していることがうかがえる。劇場版第18作『異次元の狙撃手』では通信感度が良化されたほか、アンテナ先端にLEDライト(発光色は赤と青が選択可能)が追加され、任意の相手のバッジを光らせることが可能になったが、発光中にいわゆるモスキート音が鳴る不具合がある。蝶ネクタイ型変声機[注 27]阿笠がコナンに最初に提供した発明品。ネクタイの裏に付いているダイヤルを回し、変幻自在に声を出すことや音量調整が可能。一般のボイスチェンジャーなどとは異なり、単に声の変化だけではなく知っている人物の声質の再現すら可能であり、その幅広さを成功させる機能の詳細は不明。また、工藤優作が使用音を拾える集音器も使用しており[35]、外見が白いタイプも存在する。多くの場合、小五郎を眠らせた後でこの道具を使用して「眠りの小五郎」として推理を披露するが、彼やほかに眠らせるのに適した人物がいない場合でも阿笠がいれば、彼の背後から口パクさせる形で推理を披露する[注 28]。小五郎の声はダイヤルの59番で出せるが、使用頻度
印を付けてあったことから、メアリー・世良に拾われた際には彼女がこの道具をすぐ使いこなす一因となった[38]。推理の披露以外には、蘭に新一として電話する手法としても使用されている[注 29]。また、ピスコと杯戸シティホテルで対峙した際には「コナンの声のまま使う」という拡声器代わりのような使い方をする描写も存在する[29]。ガーゼマスク版の「マスク型変声機」も存在しており、灰原やコナン、優作が使用している[注 30]。蝶ネクタイ型変声機の声を飛ばせる「ボタン型スピーカー」も存在する[注 31]。推理を披露させる人物の襟首などに貼り付けることにより、コナンが当人の側にいなくても推理を披露できる。主にコナンが眠らせた人物から離れた場所でトリックの実証を行う場合、あるいは眠らせた人物の周囲に隠れる場所がない際に使用する。裏にあるシールで貼り付けるようになっており、その際には麻酔銃で眠らせた直後に行うが、小五郎の場合は推理が終わると自分で起きたり、蘭や目暮警部に起こされたりしてしまうパターンがほとんどなので、スピーカーの回収をどのように行っているかは不明。劇場版第9作『水平線上の陰謀』には「カフスボタン型スピーカー」が登場し、小五郎がコナンから奪って身につけた。通常のボタン型スピーカーと違い、盗聴機能も備わっている。ターボエンジン付きスケートボード[注 32]太陽電池を使用して走るスケートボード。主にアニメオリジナルエピソード・劇場版・特別編で犯人追跡などの用途で使用される。劇場版第1作『時計じかけの摩天楼』では放り出して少しガードレールに接触しただけで故障するなど、当初はほかの道具と同様にささいな原因で故障していたが、その後はかなり丈夫になっており、第4作『瞳の中の暗殺者』ではトロピカルランドのアトラクションからのハイジャンプによる落下の衝撃を耐えきっているほか、第5作『天国へのカウントダウン』ではほぼ助走なしでビルからビルに飛び移っていた。第10作『探偵たちの鎮魂歌』ではスーパースポーツのバイクとカーチェイスを展開し、初代の時点でコナン・小嶋元太・円谷光彦の3人(合計78キログラム)が乗ってもびくともしなかったうえ、機敏に動いて乗用車を追いかけたり川を越えたりしていた[42]。これらのことから相当の排気量や馬力を持つことがうかがえるが、前述の3人と歩美が乗ると(合計93キログラム)自転車にさえ追いつけないという描写もあった[43]。第3作『世紀末の魔術師』でソーラーバッテリーが組み込まれ、昼間に充電をしておけば夜間でもーフボードのように水上でも走行可能なタイプが登場しており、オリジナルと比べて形や色が大きく異なる。防弾カーボンをボディに仕込んだ劇場版第15作『沈黙の15分』にはスノーボード版である「ターボエンジン付きスノーボード」が登場した。雪の上なら平地だけでなく坂道も進むことが可能。また、説明されていないが、使用しない時には短くコンパクトにする描写がある。なお、『まじっく快斗』にキックスクーター型やローラースケート型の同様の道具が存在さん」にコナンが登場した際には蹴る物がなかった見される。劇場版第13作『漆黒の追跡者』では、100メートルまでの伸長が可能になった。第18作『異次元の狙撃手』・第20作『純黒の悪夢』