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【ルームツアー | 中古戸建てリノベーション前編(間取り)】ありがちな家「使えないリビング、シューズインクローク、和室、寝室」が激変▶ハウスメーカーの保証・特許・◯◯工法を考察!注文住宅、リフォーム

中古戸建てフルリノベーション(前編/間取り)
今回は主に間取りのビフォーアフターを解説します。
この動画の戸建てデータは「築12年(リノベの必要あるの?笑)・敷地面積約60坪(大阪府南部)、延床面積38坪」といった物件です。
ご夫婦+小学生の女の子2人の4人家族。

ご主人様は建材商社にお勤めで、私の仕事仲間であります。

元々は土地を新たに探しての新築を検討もされていましたが、学校区を変えたくないというハードルで紆余曲折してのフルリノベーションとなりました。

幸か不幸か、私と出会って考え方が大きく変わったと仰られています。

きっかけは私がソファをプレゼントしたことに始まります。
このソファがご自宅にまともに配置できなかったんですね。
インテリアファーストが叶っていないという事実。
もちろんといってはなんですが、プランザストレージも、当然メイクノスタルジーも叶っていませんでした。

さてさて、リノベ前の間取りを見ていきます。
見えてきたのは「よくやりがちな家」です。
シューズインクローク、和室、LDK20畳とあるが実際には半分程度の使い勝手‥
最大の欠点は1階の一番奥に階段があること。
そこへ到達するまでに、ほぼ全てのゾーンに干渉する「動線」によって、インテリアファーストが一切叶いません。

皆さんもご自宅の間取り図面に、赤ペンやマーカーで動線のラインを引いてみてください。

ラインに接する「何らかの目的行動が必要な場所」の妨げになっていませんか?
テレビの前、階段、庭に出る掃き出し窓、等々。
この数が「暮らしづらさ」の数です。

今回のお家は、その暮らしづらさの数がとても多かった。

リビングなんて数字こそ8畳となっていましたが、動線に侵されて、なんと驚異の「2〜3畳の使い勝手」だったわけです。
玄関を増築し、外壁と窓を複合から樹脂サッシに変えました。

1,600mmの大きな洗面台で女の子2人の朝の争奪戦を回避。
カウターキッチンをアイランドキッチン+ダイニングテーブルのパーティーキッチンで開放感と快適性をアップ。
壁付けのデスクをSOHOに変更し、アイランドの前に配置したことによってコミュニケーションを取りやすくしました。

鬼門だった間取りの奥にあった階段を、手前のSOHOから2階に上がる階段へと変更したことで、実際にはYogibo(ヨギボー)しか置けないレベルのリビングが、使いやすくて大きなソファも置けるようになりました。

2階にはご希望通りご夫婦の小さな個室と、8帖のお子様の部屋をメインで2室。

このような戸建ての「暮らしを変えるリノベーション」には構造図が必要です。

構造図があれば、どのように間取りを変えられるかのスタートラインに立てます。

余談ですが、大手ハウスメーカーは出さないことが多いですね。
欠点を見つけられたくないのでしょうか?笑
保証制度も気になります。
大手だから安心ですか?

なにか無償で修繕してくれるような幻想を抱いていませんか?
◯◯工法!特許◯◯!永久保証!
私には永遠に課金させられる、まやかしの保証に見えます。
それよりも思想のある設計士に出会うことが全てです。
お金の大小でも、ネームバリューでも、大手といった規模でもなく。

【新築・中古を問わず、最近ご相談の多いマンションリノベに関して】

私は新築戸建ての設計や建築を主としています。

理由は美しい街を創りたいたいから。

美しい街は資産価値と、それを守る住人の意識を生みます。

街や住人、意識や価値のトランスフォーム(一変させる)ですね。
だからリフォームやリノベーションに興味があまりなかったんです。

ただ、知人や関係者からたっての要望があると見てみぬふりができず・・。

私が関わることで一人でも幸せな方が増えるのなら、という想いです。

マンションであれば、一旦(ほぼ)スケルトンにしてのフルリノベーションが、設計の醍醐味を感じて頂けます。

戸建てリノベーションの場合はいろいろと限界があります。
手掛けない理由として。
触れない構造や、開けてみてビックリみたいなことが多く、いわゆる「暮らしが変わらない」リフォームしか出来ないことがほとんどなんですよね‥

抜けない構造材や、壁の中を開けてみて想定外の造りになっているなど、表面上は綺麗にできるが、暮らしを変えることが出来ない。
何より、元々の設計者の意図や意志が入ったお家(設計)にメスを入れるだけの修正作業は非常に苦しい。
という心境、手前勝手ではございますがご容赦いただけますと幸いです。

また、間取り制作のみやクロス選び、バックセット(カップボード)施工、玄関タイル等の部分的なリフォームもほぼ手掛けません。
部分的なリフォームでも、建築施工が絡む内容には、設計が必要となります。
図面を起こしますと、コンセント・スイッチ・照明計画等の電気配線図の制作も重要なポイントとなります。

照明・電気計画が入りますと、「ここにコンセントをとりたいが壁が足らない、または無駄に長い」「何を、どう照らすのか」といったインテリア計画(クロス、床材、天井材、家具、カーテン等)が本来必要となります。
また、「バックセットの奥行きが55cm無いと使いづらいが、既存の間取りだとキッチンとの動線が狭くなるため壁面位置を動かしたい」等々。
図面を制作し、お客様が依頼されている工務店が着工しましても「この図面通りには(技術力の差で)建築出来ません」というやり取りが始まってしまう。
そのような過去のほぼ全ての経験から、住宅の全ては連動した一気通貫の中で計画されるべき、という考えに至りました。

美しさも居心地もメンテナンス性も、全ては設計力です。

新築住宅だけでなく、リフォームやリノベーション、DIYを検討されている方にもオススメです。

皆さん楽しんでご覧ください。

【チャプター】
00:00 イントロ
00:20 オープニング
01:15 戸建てリノベーションに至った理由
05:27 現状の間取りについて
12:46 動線と実用的な面積
14:52 構造図の重要性〜ハウスメーカーの罠
20:41 リノベ後の平面図紹介(1階)
30:55 リノベ後の平面図紹介(2階)
38:10 動線設計が大切な理由
43:30 良い設計士と出会うことが全て〜アウトロ

#新築 #リフォーム #DIY #ハウスメーカー  #注文住宅  #リノベーション

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