今回ご紹介するのは、築30年のマンションの3LDKの住居リノベーション。家具デザイナーの小泉誠さんが設計・デザインをされ、建築工事を相羽建設で行いました。
●リノベーションのきっかけ
ご主人の定年を期に、家にいる時間が長くなることや家でも仕事をしたいというご希望から、家具デザイナーの小泉誠さんに設計を依頼。お子様は独立されたため、ご夫婦二人がゆっくりと暮らせる住まいへと生まれ変わりました
●今あるものを大事にしながらのリノベーション
今回のリノベーションでは、主にLDKとトイレ、洗面をリノベーションしました。
お施主様ご自身でのペンキ塗装や照明のライティング変更など、工夫をしながら住まわれてきたので、その丁寧な暮らしを活かした工事となりました。また、山梨県大月市の奥様のご実家にあった古材を空間の壁の見切材にしたり、サイドテーブルも古材からつくりました。テーブルやソファ・キッチンも小泉さんがデザインし、大工さんと建具屋さんが製作しています。
●暮らしと仕事が両立する「くらしごと」空間
もともと車の専門誌やwebメディアの編集のお仕事をしていたご主人。自宅でも仕事ができるように、当初は仕事用の机を設けようかとも考えましたが、小泉さんと対話を重ねるうちにダイニングテーブルがあれば十分だということになり、床の間を食やくつろぎの場だけでなく仕事もできる「くらしごと」の空間が生まれました。
●つくり手と住み手がお互いをリスペクトした、暮らしと考え方のリノベーション
限られた予算の中で、空間全体に手を入れるのではなく「ご夫婦が一番多くの時間を過ごす場所はどこなのか？」ということをじっくり話し合い改修場所を決めました。
「古材や今ある板を使いましょう」という小泉さんの提案や、「椅子は今持っているものを使いつつ、テーブルやソファーは空間に合うように小泉さんに新しくデザインしてほしい」というお施主様からのご要望など、会話のキャッチボールをしながら設計者と住み手がお互いリスペクトして考えやアイディアを引き出し合えたことで、ただ家をリノベーションするだけにとどまらず、新しい考え方のリノベーションにもつながりました。
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🏠 建築概要（築30年マンションリノベーション）
家 具：「大工の手」製作家具
テーブル・ソファ・サイドテーブル・キッチン
仕 上
床：パイン材 内壁・天井：珪藻土クロス貼り
担 当
設 計：小泉 誠＋Koizumi Studio
施 工：相羽建設株式会社
現場監督：土屋 晃・佐々木 清
大 工：山本 武史
映 像 相羽建設株式会社 広報部
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🎬 動画の目次
00:00 Intro
00:14 はじめに
02:29 廊下
03:07 主に改装したLDK
14:03 素材について
23:59 洗面・脱衣室
26:38 化粧室
27:52 おわりに
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