正子です!農水省ならではの豆知識番組、今回はコスメのDIYで和の伝統をご紹介!紅花色素が緑色に光ると聞いて、山形県農業総合研究センターの鈴木先生・勝見先生のご指導で、紅作りに成功!でもまさか…。本物の紅が高価な訳がわかりました。8月の山形は高温多湿ですが、春から収穫時期(7月上中旬)までは紅花栽培に適した気候ですわ。なお、一般家庭で紅を作ると、完全に中和できずにアルカリ性か酸性のどちらかに偏っている可能性がありますので、この実験でできる紅は皮膚に塗らず絵を描いたり染めたりするのに使ってくださいね。
00:01 コメントにお返事します!
00:35 オープニング。江戸の緑の口紅って?
02:15 なぜ生の花で作るお約束なの?
03:25 乾燥紅花じゃ本当にだめ?
04:19 乾燥紅花で紅を作るむちゃくちゃな実験!
05:34 緑に光る理由は、意外なんです!
06:25 和の伝統と農業。
今回はスタジオジブリ様の「#おもひでぽろぽろ 」も紹介させていただきました。紅花栽培を描いたこの映画は、心にも深くしみこみます。故高畑勲先生とご関係の皆様へ心から敬意を申し上げます。
物の色が見える仕組みを知りたい方は、「衣食住院正子」で検索して、光る料理の動画をご覧くださいね。https://www.youtube.com/watch?v=JVEmHOV1ApU
☆アニメ作者のメ~リ(科学とマンガのおたく官僚)とあ~み(農政研究官僚)です!私たちの作るアニメ、衣食住院正子シリーズは、知って得する豆知識をぎゅっと濃縮して高速回転でお届けする脳の活性化番組です!過去動画は、グーグルかyoutubeの検索で衣食住院正子と検索ください。「再生リスト」を開くと作品が選べます。
科学オタクメ~リのここだけの豆知識!今回の動画で、紅花の赤い色素が緑色を吸収し反射すると説明しましたが、紅花染めはなぜ緑色に見えないのか、不思議に思いました。農水職員ならではのつてをたどって調べた結果、「白い糸や布を染めるから」と考えれば、様々な論文や実験結果と一致することがわかりました。
照明が色素を透過し糸で反射し、再度色素を通った「透過光」が赤い波長です。だから紅花染めは赤く見えます。しかし、糸や布を染める代わりに黒い平らな物に塗ると透過光が無くなるから、表面反射光(緑)だけが見える、これが笹紅の原理と考えられます。参考資料は、動画中で紹介した3つの論文と、noteの「インクのフラッシュ(Sheen)の起源を考える」(Tomohiro INOUE)です。
鈴木先生のお話では、今回抽出された色素をさらに何回か精製すると、緑に光る純粋な紅が取れる可能性があるそうです。精製すればさらに目減りするので最初に乾燥紅花をたくさん準備しなければならないですね。
今回のBGMはすべてメ~リが弾きました。「セレナーデ」「おもちゃの兵隊のマーチ」「サスペンス・タッチ!?」、以外はすべて、紅関係の歌です!「紅蓮華」「ルージュの伝言」「カントリーガール(発表当初吹き込まれなかった幻の4番に、口紅を拭き取るシーンが登場します。)」「い・け・な・いルージュマジック」です。
効果音は下記のサイトからご提供をいただきました。
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【素材提供・楽曲提供元】
効果音ラボ https://soundeffect-lab.info
DOVA-SYNDROME http://dova-s.jp
和服と反物のイラストは「いらすとやさん」です。
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