【予算を絞った簡単マンションリノベ】築浅マンションは「このポイント」を押さえれば激変する
重要※クロス&ダウンライト、コンセント&スイッチ
とにかく白いクロスを無くせ!《築10年、75㎡、3LDK》
中古・新築マンションや戸建ての「リノベーションvol.8」
「押村流、超絶簡単マンションリノベ!」
と題しまして、築浅マンションの「予算を抑えて激変させるポイント」を紹介します。
この動画の【マンションデータ】
所在地:大阪府堺市
専有面積:約75㎡(3LDK)
今から4、5年前にリノベーション依頼を受けた築浅マンション(当時築10年位)です。
私は部分的なリノベーションを手掛けないのですが、知人だったので引き受けました。
キッチンまわりを充実させたい料理好きの奥様と、お金はかけずに家族の希望を出来るだけ叶えたいご主人様。
他に一軒家を所有されていたので、「予算を絞ってのリノベーション」は重要なポイントでした。
間取りはマンションあるあるの、「使えない和室がある」3LDKでした。
悪の根源である和室への入口(引き戸)を壁に変更し、位置を変えてドアのある洋室にしました。
これだけで、LDK側に壁掛けTVと1.6mの収納が誕生しました。
しかも2.4mワイドのソファ(アイラーセンのストリームライン)も置けちゃいます。
もう激変ですね。
築浅マンションで、予算を絞って空間を激変させる3つのポイント。
①建具(ドア)と床は変更しない。
②濃い色味のクロスを使う(安っぽい収納の扉も美しく見えます)※ダウンライトとセットで考える。
③スイッチとコンセント位置を変更
言葉にすると簡単ですね。
やってみると、なかなかどうして、簡単ではないと思います笑
②のクロスとダウンライトは「インテリアの激変」に貢献し、③のスイッチとコンセントは「暮らしの激変」に貢献します。
今回は、間取りを変えずとも「暮らしが変わる」最初の一歩となった好例だと思います。
世の多くの部分リノベ(私はリフォームと呼んでいます)を検討されている方々の参考になること間違い無しです。
どうぞ楽しんでご覧ください。
【新築住宅への想い、中古戸建て・マンションのリノベーションに関して】
私は新築戸建ての設計や建築を主としています。
理由は美しい街を創りたいたいから。
美しい街は資産価値と、それを守る住人の意識を生みます。
街や住人の意識や価値を一変させる思想で、メイクノスタルジーと命名しております。
日々楽しんで苦しんで命を削る思いで設計を繰り返し、
私の描いた設計図面があんなに大きくスケールアップしたお家に建ち上がる。
感動で心が震えます。
だからリフォームやリノベーションに興味があまりなかったんです。
ただ、知人や関係者からたっての要望があると見てみぬふりができず。
私が関わることで一人でも幸せな方が増えるのなら、という想いです。
マンションであれば一旦スケルトンにしてのフルリノベーションが、設計の醍醐味(暮らしの激変)を感じられます。
また、間取り制作や照明計画、外構工事、クロス選び、バックセット(カップボード)施工、玄関タイル等、部分的なリフォームもほぼ手掛けません。
リフォームでも、建築施工が絡む内容には設計が必要となります。
図面を起こしますと、コンセント・スイッチ・照明計画等の電気配線図の制作も重要なポイントとなります。
照明・電気計画が入りますと、「何を、どう照らすのか」といったインテリア計画(クロス、床材、天井材、家具、カーテン等)が本来必要となります。
図面を描いて、お客様が依頼されている工務店が着工しても「この図面通りには(技術力の差で)出来ません」というやり取りが始まってしまう。
そのような過去のほぼ全ての経験から、住宅の全ては連動した一気通貫の中で計画されるべき、という考えに至りました。
戸建てリノベーションを手掛けない理由として。
いわゆる「暮らしが変わらないリフォーム」しか出来ないことがほとんどだから。
抜けない構造材や、壁の中が想定外の造りになっているなど、表面上は綺麗にできるが暮らしは変わらない。
何より、元々の設計者の意図や意志が入ったお家(設計)にメスを入れるだけの修正作業は非常に苦しいですね。
手前勝手ではございますがご容赦いただけますと幸いです。
私はこの仕事に誇りをもっているので、昨今目にする機会が多い「志の無い」設計士に嘆いています。
しかしながら、そこに向き合うお客様が、より良く打ち合わせが進むようにも願っています。
そこで、ハウスメーカー(設計士)とお客様、双方の視点で解決策はないものかと考察しました。
自由設計!なんでも出来ます!何度でも図面作成OK!‥等々
私には「クレームから全力で逃げたい(だけ)」に見えます。
住宅業界の責任逃れ体質。
設計士の意識改革。
お客様の心構え。
私なりに様々な視点から、原因と対策を提案します。
照明計画でお伝えしたいこと。
それは、住宅の原案設計者にしか分からない意図があるということ。
様々な照明器具や建築化照明がありますが、本来の目的や意図と反して使用することもあります。
照明計画だけを別の設計士に依頼するのはナンセンスです。
照明と親和性を高めるべき項目にインテリアの計画があります。
住宅は奇をてらわず、シンプルに造ってインテリアで美しくまとめることが大切です。
暮らしの質はインテリアで左右され、人生を変える力もありますので、一度きりの真剣勝負で挑んでいただきたい。
根本的にインテリアの良し悪しは、住宅設計で決まります。
コーディネーターではなく、設計士の力量にかかっているということ。
インテリア、外構、全ては原案設計者が一気通貫でプランニングしないと良くなりません。
美しさも居心地もメンテナンス性も、全ては設計力です。
【チャプター】
00:00 イントロ
00:19 オープニング
01:13 今回のリノベのコンセプト
03:02 今回のリノベのポイント
07:41 寝室のリノベご紹介
10:03 子供部屋のリノベご紹介
10:56 和室のリノベご紹介
14:28 玄関・廊下のリノベご紹介
15:52 トイレのリノベご紹介
19:40 洗面室のリノベご紹介
23:33 LDKのリノベご紹介①
30:52 LDKのリノベご紹介②
45:25 インテリアで重要なこと
52:14 エンディング
@tomoyaoshimura1993